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RESEARCH

研究

  • Bulletin of the Chemical Society of Japan

N-Methyl Mesoporphyrin Ⅸ as a Fluorescent Probe for RNA/DNA Complemented Binary G-Quadruplex Recognition

この論文では、RNAとDNAが協力して形成する特殊な高次構造「RNA/DNA complemented binary G-quadruplex(combiG4)」を、「N-methyl mesoporphyrin IX(NMM)」という蛍光分子を用いて検出する方法について研究しています。近年、RNA単独ではなく、RNAとDNAが協調してG4構造を形成する「combiG4」が報告されました。しかし、この構造を高選択的に検出する手法は十分に確立されていませんでした。そこで著者らは、G4構造に結合すると強く発光する特徴を持つ蛍光分子NMMに着目し、combiG4に対しても同様の蛍光応答を示すか検討しました。実験では、相補的に結合し、グアニン連続配列同士が近接するよう設計したRNAおよびDNAのモデル配列を用いてcombiG4を形成させ、その状態でNMMの蛍光を測定しました。その結果、combiG4形成時にNMMの蛍光が大きく増加することが確認されました。また、KRAS遺伝子やHIV、デングウイルス由来の配列においても同様の結果が得られたことから、モデル配列のみならず、生体関連配列にも応用可能であることが示されました。本研究は、RNA/DNA複合G4構造の解析基盤を提供するものであり、将来的な核酸医薬や疾患診断技術への応用が期待されます。

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